1. TOP
  2. インタビュー

インタビュー

錦糸町河内音頭実行員長のインタビューが「すみだノート」に掲載されました

錦糸町商店街振興組合理事長の山田昇さん

河内音頭を通じて“人と人” “人と地域”の結びつけ

1982年にスタートした「錦糸町河内音頭」も今年で38回を迎え、墨田区錦糸町の夏の風物詩として近隣の住民の方から遠方の方まで多くの方々が訪れるほどの人気のイベントとなりました。

錦糸町河内音頭の楽しみ方から錦糸町との街の関わりなど錦糸町河内音頭実行委員長でもあり、錦糸町商店街振興組合理事長の山田昇さんにお話を伺いました。

河内音頭の楽しみ方は、気軽に楽しめること

-- 錦糸町河内音頭の楽しみ方はありますか。

山田:河内音頭は生演奏のもと、踊り手と観客の区別なくみんなで一緒に踊ることができます。盆踊りに参加するように気軽に楽しむことができるお祭りです。

-- 着の身着のまま会場に来るだけでそのまま参加できるということですね。

山田:開催が平日ということもあり、会社帰りに訪れて、ワイシャツにネクタイというスタイルで踊っている人たちも多いですね。

-- 毎年会場の熱気はすごいですよね。

山田:毎年本場関西から河内音頭や江州音頭の歌い手や演奏者を招いています。生演奏は、迫力がありますね。踊りは“ちょっと”という方には、歌や演奏を聴いているだけでも楽しめます。

すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り

個人商店、大型店の垣根なく錦糸町を盛り上げていく

-- 錦糸町で河内音頭をやりはじめたきっかけは?

山田:1982年に東京の河内音頭の愛好者たちと錦糸町商店街の青年たちが意気投合して、大阪から音頭取りたちを招いて演奏会を開催したのがきっかけです。その後、開催場所を転々としながら、盆踊りとして今に繋がっています。

-- 錦糸町の街づくりにも大きく貢献されているのではないですか?

山田:錦糸町河内音頭を通じて、錦糸町に訪れる方々も多くなりました。少しでも多くの方々に錦糸町の魅力を知ってもらえるのは嬉しいことですね。

すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り

-- イベントを開催するのに多くの方々が関わっていますよね。

山田:錦糸町商店街振興組合のほか、江東橋連合会や地元企業で構成される“錦糸町を元気にする会”など多くの地域メンバーが参加しています。

“錦糸町を元気にする会”では、イベントの開催以外にも錦糸町が健全で楽しい街として皆に愛されるよう日々活動を行なっています。

-- ひと昔前の錦糸町は、大人の娯楽の街というイメージがありましたよね。

山田:最近では、若いファミリー層が目立ってきていますね。また、今年は錦糸町パルコもでき、より一層親しみやすい街にかわりはじめていますね。

私たちは、長年錦糸町で商売をさせて頂き、この地で生活もしています。錦糸町河内音頭をはじめ、今後も地域にお返しができるよう地域貢献や錦糸町を楽しんでもらえるよう努力して参ります。

錦糸町南口風景

 

〈錦糸町河内音頭の特徴〉
錦糸町河内音頭は、親子3世代のファンも多く老若男女、国籍問わず述べ3万人の来場者で賑わいます。録音音源ではなく、音頭取り(歌い手)を中心に、和太鼓、三味線、エレキギター、お囃子(コーラス)と全編生歌・生演奏のライブ形式で行われ、夏の2日間のみ高速高架下に出現する別世界に魅力されるファンも多く「東京下町フェス」として呼ぶ人もいます。

【第38回すみだ錦糸町河内音頭第盆踊り】
日時:8月28日(水)・29日(木)17:30~21:30
会場:竪川親水公園特設会場(首都高速7号線高架下)
HPすみだ錦糸町河内音頭大盆踊り

取材:すみだノート編集部
墨田区の地域情報サイト「すみだノート」